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【優勝】JAF 全日本カート選手権 EV部門 Rd.1,2 スポーツランドSUGO に参戦しました

2024.07.02

概要

ANEST IWATA EV Kart Racing Team は 2024年6月15日(土)~16日(日)、スポーツランドSUGO 西コースで開催されたJAF(一般社団法人日本自動車連盟)主催「全日本カート選手権EV部門」 に参戦した。
EV部門での3年目を迎えるにあたり、大会フォーマットは大きく変更された。
本年度よりチーム制を導入することで1チーム2台体制とし、6チームが参戦。参戦台数は昨年度の10台→12台に拡大した。
開催場所も今年2月にJAF 公認となった都市型サーキット場である「シティサーキット東京ベイ」にて全5戦中3戦を開催するなど、新たな体制での開催となった。
新しいモータースポーツの在り方を模索しながら、よりモータースポーツ業界全体のすそ野が拡がることを期待している。

マシンはすべてTOM’Sより提供され、バッテリーとモーターは抽選決定によるワンメイク方式。
より選手のスキルが反映されやすい大会であり、いかにEVカートに合わせた走りをすることができるかが肝となる。
また車格も軽量・コンパクトでシンプルな構成のため、選手に合わせた微細なセッティングも必要であり、メカニックとの密な連携も勝利には欠かせない。
ANEST IWATA EV Kart Racing Teamは、ドライバーにイゴール・フラガ選手、三村選手を迎え勝利を目指す。


公式予選

予選はタイムトライアル方式で実施。全12台出走の内、今回5番手に三村選手、7番手にイゴール選手がそれぞれ2周のトライアルを行った。
タイムトライアル方式とは、一台ずつ走行しタイムを計測する方式。
今大会では、コース一周計測でベストタイムが第1戦決勝、セカンドタイムは第2戦決勝の出走順を決定する。
三村選手は順調な走りを見せ、ベストラップ を2位と0.2秒以上空けてトップを取り、第1戦決勝のポールポジションを奪取。第2戦決勝では2番手からの出走となった。
イゴール選手は第1戦決勝では6番手、第2戦決勝では7番手からの出走となった。


第1戦 決勝

開幕戦はEV部門でのフォーマットであるスタンディング方式でスタートした。15Lapの最速を目指す。
各選手とも様子をうかがいながらもスムーズなレース運びとなった。大きく順位が入れ替わることなく、EVマシンの特性を味わうかのような走りを見せた。駆動系の回転音とタイヤのスキール音、風切り音が会場に響き、次世代のレースの形を観客に魅せた。
三村選手は下位の猛追から最後まで逃げ切り、2位と0.666秒 差をつけて首位でゴール。イゴール選手は一番手を上げ6位でゴールした。


第2戦 決戦

ワンメイクマシンのためタイム差が少ないレースを予想していたが、序盤から荒れた展開となり、スタートからゴールまで目を離せない決勝ヒートであった。
スタート時にライバルが前走をかき分け首位に立ち、そのままゴールした。三村選手はレース中盤でEVマシン特有の挙動もあり、予選より順位を落とし5位のゴールとなった。イゴール選手は予選と同じ、決勝8位でゴールとなった。




三村選手 コメント

第1戦 決勝で勝てたのがすごく嬉しいです。開幕戦で勝つ、というのはすごく大事な事ですし、しっかりタイムトライアルからスピードを魅せつけられたのが良かったです。
2レース目は調子を崩し5番手でのゴールとなり、勿体ないレースではあったもののなんとかポイントは取ることができました。このレースはマテリアルで色々変化もあるので、取りこぼさないようにするのが大事だと痛感しています。
次回は東京のお台場でのレースですが、オーディションで走ったのがお台場でした。
コースレイアウトが小さいコースです。僕は小さいコーナーをテクニックで曲がるのが得意なので、調子よく走り二勝目をあげたいと思っています。


イゴール・フラガ選手 コメント

本当に久しぶりのカートレースでした。最近もカートに乗っていなかったので、身体が持つか、ちゃんと良いスピードで走れるかなど不安の中でのカートレースだったので、緊張感がかなりありました。
第1戦 決勝では6番手スタートで、最初1台抜いてから2台抜かれました。ペース自体はそれほど悪くなく最後まで戦えたので悪くなかったのです。
第2戦 決勝では途中からペースが伸びなくなり、原因はモーターの熱がこもったことなのか、自分がうまくタイヤマネージメントできていなかったのか、100%明確でなくて、思ったようなペースが出ず、個人的には残念でした。
次回のレースまでに個人的にはカートを走れるような身体づくりをしたいです。
自分の思うようにカートを動かせるようにして挑むのが目標です。
カートでしか使わない筋肉もあると思うので、できればカートの練習を次回までに何度か挟めたらいいなと思います。ランニングと併せて次回はもう少し良いところまでいけるように頑張りたいです。




結果

タイムトライアル


No.50 イゴール・フラガ選手 ベストタイム 39.916 (6位) セカンドタイム 40.266 (8位)
No.26 三村 壮太郎選手 ベストタイム 39.542 (1位) セカンドタイム 39.904 (5位)
※カッコ () 内はベストタイム、セカンドタイム内での順位

第一決戦


1位 No.26 三村 壮太郎選手 10'10.671
6位 No.50 イゴール・フラガ選手 10'16.586

第二決戦


5位 No.26 三村 壮太郎選手 10'13.217
8位 No.50 イゴール・フラガ選手 10'15.892
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