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JAF 全日本カート選手権 EV部門 Rd.3 シティサーキット東京ベイ に参戦しました

2024.08.01

概要

ANEST IWATA EV Kart Racing Team は 2024年7月15日(月祝)、シティサーキット東京ベイで開催されたJAF(一般社団法人日本自動車連盟)主催「全日本カート選手権EV部門 第3戦」 に参戦した。
今年2月にJAF 公認となったシティサーキット東京ベイでは初開催となる。都心からのアクセスも良く、気軽に生のレースを間近で楽しむことができ、多くの観戦者が来場し賑わいを見せた。
来場者向けのイベントとして、レースの合間に一般枠でのタイムトライアルや、プロドライバーの隣に同乗できるタンデム走行などが行われ、観戦だけでなく体感もできるイベントとなった。

シティサーキット東京ベイは2023年12月にオープン。全長約400mのコンパクトなEVカート専用コースとして設計された都市型サーキット。
パレットタウン跡地に立地し、ゆりかもめ青梅駅に隣接。レース観戦はもとより、レースの無い日はレンタルカートの貸し出しを行っており、気軽にカートの魅力を体感できるサーキットとして大きな期待が寄せられている。
常設での都心型サーキットとしては日本初となる。
コースサイドはテックプロバリアーズ(プラスチック製のバリア)で仕切られているため、オーバーテイクは難しい。よって、上位のスターティングポジションを狙うことが重要となる。

コンパクトなコースで12台同時出走ができないため、今大会では次のような出走・順位の扱いとなる。
公式練習が行われた後、タイムトライアルでの順位が 奇数(1,3,5...)位の場合に 予選 A Group、偶数(2,4,6...)位の場合に 予選 B Group に割り振られ、Group内で早い順でスターティンググリッドを得る。
また予選順位にて各Groupでの上位3台(計6台)が 決勝 A Group、 下位3台(計6台)が 決勝 B Group に進み、スターティンググリッドは 各Group内で A Groupを優先に上位から割り振られる。
決勝が終了しレースの最終順位として、(A Group内順位)→(B Group内順位)の順位となる。
コースタイムは30秒以下で20LAP程度の短期決戦となり、上位に食い込むことが重要。タイムトライアルから見逃せない一日となった。


タイムトライアル

前回同様、タイムトライアル方式で実施。一台ずつ走行しタイムを計測する。
結果は、イゴールフラガ選手が1位と0.011秒の僅差で2位、三村選手は1位と0.152秒差で5位となった。


予選ヒート

タイムトライアルの結果より、三村選手はA Groupの3番手、イゴールフラガ選手はB Groupの1番手からスタート。スタンディング方式で、15Lapの最速を目指す。
コース幅が狭く、積極的なアタックが難しいレイアウトで、A Groupは出走順とほぼ同様の順位でのゴールとなった。
対してB Groupではレース中盤以降から隙を突くような攻防が繰り広げられ、ハラハラさせる展開となった。
両者ともスターティングポジションから変わらず、三村選手はA Groupで3位でゴールし、イゴールフラガ選手はB Groupで1位でゴールした。


決戦レース

予選ヒートの結果より、両者とも各グループで上位3位以内となったため、決勝レースではA Groupでの出走となった。イゴールフラガ選手は2番手、三村選手は5番手でのスタート。20周を走り優勝を決定する。
中盤までは全車ともスムーズな走りを魅せたが、終盤残り5周を切ると各選手は上位車を狙いアタックを仕掛ける場面があり、巻き込まれる形で三村選手がコースサイドに衝突。離脱となった。
フルコースイエローとなりレース再開は残り2周。直後の第1コーナーで4位に位置していたイゴールフラガ選手がダッシュを決め前車を抜き3位へ浮上するも、2位の選手のガードもありそのままの順位でゴール。結果、3位となった。
レース終盤の白熱したバトルの場面では、目前で繰り広げられる熱戦に観客から自然と歓声とどよめきが響き渡り、一体感のあるレースとなった。




三村選手 コメント

練習走行の調子は良かったのですが、タイムトライアルにミスがあったので上位にいられなくなり、予選では特にペースは良かったんですが、なかなか抜けず、の状況でした。
決勝も5番手スタンドで抜きづらい状況が続いている中、前の方でバトルがあったので、そこに加わった際に行き場を失って接触してしまったということで、不本意ながらベストかなと思います。
次回に向けては、やっぱりこのコースではタイムトライアルでしっかり前にいるというのが大事だと思ってるので、次はしっかりミスせずちゃんとタイムを出していきたいと思ってます。
トップからレースすれば、必然的に多分勝つことに近づくと思うので、そういうレースをしたいです。


イゴール・フラガ選手 コメント

感触としては結構良かったので、なんかちょっと悔しい部分もあります。一応結果は3位だったんですが、予選レースを1位で終えられると決勝もいい位置からスタートできるので、多分決勝でも1位を狙えましたし、展開も違ったのかなと頭に横切っちゃうというところがありますが、とりあえず結果を出せたことは嬉しいです。
予選ではラップ自体は結構いい感じで決まったとは思うんですが、最終コーナーで少し行き過ぎたところがあって、前車との差は11/1000秒ぐらいだったんですよ。めっちゃ僅差だったので、少し決めればポールも行けてたと思うので、そこだけですね。
ウェイトは前回より1kg弱ぐらい落とすことができました。服とかもちょっと軽いやつにしたりとか、いろんなちっちゃいところに努力を置いて今日の重量を計ったらちょうどぴったりぐらいだったのでバッチリでした。
次回に向けては練習する時間があれば、もうちょっとカートのセッティングも詰めたいなと思いますし、予選でやっぱり一発でちゃんと決めていきたいです。






結果

タイムトライアル
No.50  イゴール・フラガ選手  25.507(2位)
No.26  三村 壮太郎選手    25.648(5位)

予選ヒート
A Group
3位  No.26  三村 壮太郎選手     6:36.914
B Group
1位  No.50  イゴール・フラガ選手   6:21.662

決勝レース
3位  No.50  イゴール・フラガ選手   8:50.379
6位  No.26  三村 壮太郎選手     DNF

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